incidentlog.jp最終更新 2026-10-25
IncidentLogインシデントログ

2026-10-13 公表 · shizuoka-city-20261013

静岡市:委託先への不正アクセスによる個人情報漏えいについて

不正アクセスサプライチェーン情報漏えい調査中AI関与: 未評価
公開データ JSON(CC BY 4.0)
影響件数
3万4,336人
静岡市防災メールの登録者(市民) · 確認済み · 他 4 区分
対象となった情報
メールアドレス、氏名、勤務先・職務情報
他 2 種
侵入経路
委託先・SaaS 経由
公表に明記
漏えいの確認
一部確認
調査中

要約

公表文の事実のみ

静岡市は2026年10月13日、メール配信サービス等の運営を委託している株式会社アルカディアが外部から不正アクセスを受け、「静岡市防災メール」と「静岡市認知症しずメール」の登録者情報が漏えいしたことが判明したと公表し、10月14日に市長臨時記者会見で詳細を説明した。漏えいした情報は、防災メールが市民34,336人のメールアドレスと市職員6,915人のメールアドレス・氏名・職員番号・所属名、認知症しずメールが1,779人のメールアドレスである。「静岡市電話発信サービス」の市民21人(氏名、電話またはFAX番号)と「清水病院緊急連絡システム」の市職員709人(氏名、メールアドレス、所属名)は漏えいの有無を確認中である。経緯は、10月11日16時30分に委託先で不正アクセスが疑われる挙動を確認、12日3時に委託先が侵入経路を遮断する応急措置を実施して影響範囲の調査を開始、13日10時48分と14時12分に委託先から市へ報告、同日11時に認知症しずメールを緊急停止、20時頃に報道資料を送付、20時30分頃に防災メール登録者へお詫びと注意喚起のメールを送信、21時頃に市ホームページへ掲載した。10月13日には防災メールの送信元アドレス(@raiden.ktaiwork.jp)を使い、クレジットカード会社を装った不審なメールが複数の市民・市職員に届いたことを確認した。

組織
静岡市自治体
所在地
静岡県
検知日
2026-10-11
根拠:「10月11日(日)16時30分」[s2]「委託先において、不正アクセスが疑われる挙動を確認」[s2]
第1報の公表日
2026-10-13
根拠:「10月13日(火)21時00分頃」[s2]「静岡市ホームページで、本件に関する個人情報漏えいに関するお詫びと注意喚起を掲載」[s2]
影響件数
静岡市防災メールの登録者(市民) 34,336人(確認済み) / 静岡市防災メールの登録者(市職員) 6,915人(確認済み) / 静岡市認知症しずメールの登録者 1,779人(確認済み) / 静岡市電話発信サービスの登録者(市民)。漏えいの有無を確認中 21人(可能性) / 清水病院緊急連絡システムの登録者(市職員)。漏えいの有無を確認中 709人(可能性)
根拠:「市民:34,336人/市職員:6,915人」[s1]「市民 34,336 人」[s2]他 4 件
対象となった情報
メールアドレス、氏名、勤務先・職務情報、電話番号、その他
根拠:「メールアドレス、 氏名、職員番号、所属名」[s2]
漏えいの確認状況
一部確認
侵入経路
委託先・SaaS 経由 公表に明記
根拠:「運営を委託している株式会社アルカディアが、外部から不正アクセスを受け」[s2]「株式会社アルカディアが外部から不正アクセスを受け、静岡市防災メールの登録者情報」[s1]
原因(公表の記述)
メール配信サービス等の運営を委託している株式会社アルカディアが外部から不正アクセスを受けた。委託先は10月11日16時30分に不正アクセスが疑われる挙動を確認し、12日3時に侵入経路を遮断する応急措置を実施した。手口の詳細は公表されていない。
業務への影響
静岡市認知症しずメール配信サービス(2026-10-13〜2026-10-15)
根拠:「静岡市認知症しずメールのサービスを緊急停止」[s2]「10月15日をもって配信を再開しております」[s3]
公表文の記載項目
原因 あり件数 あり時系列 あり最終報告 なし

経過

日数差は全事案の中央値と並べる(統計 §初動の相場)
  1. 検知2026-10-11
  2. 2 日中央値 4 日第1報2026-10-13
  3. 同日業務停止2026-10-131 業務
  4. 1 日続報2026-10-14
  5. 1 日復旧2026-10-15
  6. 最終報告未公表

記録にある日付だけを置いています。「未公表」は当サイトが該当する公表を確認していないことを示し、公表されていないことの断定ではありません。中央値は統計ページの全期間の値です。

影響を受ける可能性のある人へ

公表文の記載からの整理。推測は含まない

対象になりうる人

  • 漏えいが一部確認されている。公表文に記載された対象の範囲は「静岡市防災メールの登録者(市民)」、「静岡市防災メールの登録者(市職員)」、「静岡市認知症しずメールの登録者」、「静岡市電話発信サービスの登録者(市民)。漏えいの有無を確認中」、「清水病院緊急連絡システムの登録者(市職員)。漏えいの有無を確認中」。

すべきこと

  • その組織を名乗るメール・SMS・電話に注意する。リンクは開かず公式サイトから確認する。
  • 従業員・取引先向け: 社内の連絡経路で指示を確認する。組織を名乗る外部からの指示には応じない。

公表文・続報

公表の時系列

各行に原文と保存版へのリンク
  1. 2026-10-13第1報【不審なメールにご注意ください】災害時の情報収集への備え

    静岡市は2026年10月13日夜、メール配信サービスの運営委託先である株式会社アルカディアへの外部からの不正アクセスにより、静岡市防災メールの登録者情報(市民34,336人のメールアドレス、市職員6,915人のメールアドレス・氏名・職員番号・所属名)が漏えいしたと市ホームページで公表し、防災メールの送信元アドレス(@raiden.ktaiwork.jp)を使いクレジットカード会社を装った不審メール

    原文 · 保存版(当サイト)
  2. 2026-10-14記者会見委託先への不正アクセスによる個人情報漏えいについて(市長臨時記者会見資料)

    静岡市は2026年10月14日の市長臨時記者会見で、委託先の株式会社アルカディアへの不正アクセスにより、静岡市防災メールの市民34,336人(メールアドレス)と市職員6,915人(メールアドレス、氏名、職員番号、所属名)、認知症しずメールの1,779人(メールアドレス)の登録者情報が漏えいし、電話発信サービスの市民21人と清水病院緊急連絡システムの市職員709人は漏えいの有無を確認中と公表した。

    原文 · 保存版(当サイト)
  3. 2026-10-15サービス再開【不審なメールにご注意ください】認知症高齢者見守り事業

    静岡市は、認知症しずメールなどの配信サービスの運営委託先である株式会社アルカディアへの不正アクセスで登録者情報が漏えいしたことを受け、安全確保のため一時停止していた認知症しずメールの配信を、必要な安全対策が講じられたことを確認し2026年10月15日をもって再開したと公表した。

    原文 · 保存版(当サイト)

背景と関連情報

報道・分析・公的機関の出典から · 2026-10-20

静岡市の公表によれば、アルカディアは10月11日16時30分に不正アクセスが疑われる挙動を確認し、12日3時に侵入経路を遮断する応急措置を行って影響範囲の調査を始めた。委託先から市への第1報は13日10時48分(認知症しずメールへの不正アクセスと緊急停止)、第2報は同日14時12分(防災メールと清水病院緊急連絡システムへの不正アクセス)だった。市は13日11時に認知症しずメールを緊急停止し、同日夜に防災メール登録者へのお詫びと注意喚起メールを送り、ホームページにも掲載した。[s2] 朝日新聞によれば、市が事態を把握したのは13日午前である。[s5]

不審メールについて、公表によれば13日に複数の市民や市職員へクレジットカード会社を装うメールが届いた。送信元には防災メールのアドレス(@raiden.ktaiwork.jp)が使われていた。[s2] FNNによれば、不正アクセス確認の2日後にあたる13日以降、防災メールに登録した市職員20人以上に届いており、送信元は support@raiden.ktaiwork.jp だった。[s7] 朝日新聞によれば、菊川市では市民約5人と職員約10人に架空請求とみられるメールが届いた。[s5] 難波喬司市長は、いつどこで不審なメールが届くか分からないとして、静岡市で起きたことを参考に自己防衛してほしいと述べ、差出人アドレスの「@」以降を確認するよう呼びかけた。[s6][s7] 市は、不審メールの送信元をブロックや迷惑メール設定にすると、今後の防災情報や行方不明者情報も届かなくなると注意している。[s2]

攻撃者の特定やリークサイトへの掲載、主張の内容は、今回の出典には含まれていない。侵入経路や悪用された脆弱性についても、公表は「侵入経路を遮断した」とするにとどまり、原因は調査中としている。[s2]

影響は静岡市にとどまらない。FNNによれば、アルカディアは全国約800の自治体向けに防災メールなどを配信しており、同社の説明では最大約313万件のメールアドレスと約10万件の電話番号が外部に漏えいした可能性がある。[s7] 静岡県内では、朝日新聞によれば御前崎市(約2800人分)、菊川市(8345件)、牧之原市(約2700人分)、島田市(7583件)、伊豆の国市(約3400件)、三島市(8190件)、吉田町(2902件)、河津町(2541件)で漏えいの可能性があり、同社の保護者向け連絡サービス「ライデン・スクール」を導入する富士市も可能性があるとしている。[s5] 朝日新聞は少なくとも10市町への影響としているが、FNNは14日午後6時時点で確認できているだけで12の市や町に及ぶとしており、集計時点により件数が異なる。[s5][s7] 静岡市の防災メールは侵入経路の遮断後に通常配信が可能となった。認知症しずメールは復旧日時が未定とされていた。[s2][s7]

県と県警は16日、平木省副知事を本部長とする県サイバーセキュリティ戦略本部会議を開き、被害状況を共有して県民への注意喚起を進めるとしている。[s5] 市長は「全国で漏洩が続いている」と述べており、委託先の共通基盤が一括して狙われる形の事案が相次いでいるとの認識を示した。[s6]

攻撃グループ

帰属の根拠と確度

この事案に結びついた攻撃グループの記録はありません。

手口と痕跡

委託先・SaaS 経由: 委託先やクラウドサービス側の侵害が利用企業に波及 · ATT&CK T1199, T1195

委託先やクラウドサービス側の侵害が、信頼された接続を通じて利用企業に及ぶ手口。攻撃者は防御の弱い委託先や、審査の甘い既存の接続を足掛かりにする。s1s2

兆候と見分け方

  • IPA は、利用中の外部サービスごとにログイン失敗の量や、ログイン元 IP アドレス・時間の平時との差を確認するよう勧めている s6
  • IPA は、作った覚えのないアカウントや、無効化したはずなのに有効化されているアカウントの有無を確認するよう求めている s6
  • 国家サイバー統括室は、不審な通信、大量のアクセス、大量データの取得の痕跡をアクセスログから点検するよう推奨している s1
  • IPA は、サービス提供者と利用者とでは見られるログが異なりうるため、誰がいつ確認できるかの整理を求めている s6

備えの要点

  • IPA は、自組織が使う外部サービス(クラウド、VPN など)を洗い出し、サービス単位のログとアカウントの異常を確認するよう求めている s6
  • IPA は、外部サービスの多要素認証・パスワード強化、アカウント付与範囲とアカウント棚卸の運用の見直しを勧めている s6
  • 国家サイバー統括室は、委託先の管理体制、再委託先を含む管理状況、監査結果を契約時だけでなく継続的に確認するよう求めている s1
  • 国家サイバー統括室は、契約で報告義務とログ管理の実施を定め、委託先へ渡す情報とアクセス権を必要最小限にし、業務終了後のデータ削除を徹底するよう求めている s1

この手口に共通する一般的な解説で、この事案の公表内容ではありません。出典番号(sN)は手口ページの出典一覧を指し、全文も同ページに。

AI関与の評価

昇格には出典が要る

AI関与: 未評価

公表文に AI への言及はなく、評価はまだ行っていません。

同じ組織・委託先・製品・業種・手口の記録

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出典

項目別の根拠引用(15)
  • disclosedAt: 「10月13日(火)21時00分頃」[s2]
  • disclosedAt: 「静岡市ホームページで、本件に関する個人情報漏えいに関するお詫びと注意喚起を掲載」[s2]
  • cause.initialAccess: 「運営を委託している株式会社アルカディアが、外部から不正アクセスを受け」[s2]
  • cause.initialAccess: 「株式会社アルカディアが外部から不正アクセスを受け、静岡市防災メールの登録者情報」[s1]
  • affected.counts: 「市民:34,336人/市職員:6,915人」[s1]
  • affected.counts: 「市民 34,336 人」[s2]
  • affected.counts: 「市職員 6,915 人」[s2]
  • affected.counts: 「1,779 人」[s2]
  • affected.counts: 「市民 21人」[s2]
  • affected.counts: 「市職員 709人」[s2]
  • affected.dataTypes: 「メールアドレス、 氏名、職員番号、所属名」[s2]
  • detectedAt: 「10月11日(日)16時30分」[s2]
  • detectedAt: 「委託先において、不正アクセスが疑われる挙動を確認」[s2]
  • businessImpact.stoppedFrom: 「静岡市認知症しずメールのサービスを緊急停止」[s2]
  • businessImpact.stoppedTo: 「10月15日をもって配信を再開しております」[s3]

この記録について

記録の作成
2026-10-20
更新
2026-10-21
出典の最終取得
2026-10-21
識別子
shizuoka-city-20261013
  • 2026-10-20訂正: 公表日を報道の 2026-10-14 から一次公表の 2026-10-13 に訂正(旧 URL /incidents/shizuoka-city-20261014 は新 URL へ転送)。一次出典を報道記事から静岡市の公表に差し替え、公表文に基づいて要約と抽出項目を書き直した(続報 2 件をイベントに)

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