incidentlog.jp最終更新 2026-10-25
IncidentLogインシデントログ

2026-10-14 公表 · oita-city-20261014

大分市:大分市防災メール等委託事業者への不正アクセスによる個人情報漏洩の可能性について

不正アクセスサプライチェーン情報漏えい第1報AI関与: 未評価
公開データ JSON(CC BY 4.0)
影響件数
公表に記載なし
対象となった情報
メールアドレス、氏名、電話番号
他 3 種
侵入経路
委託先・SaaS 経由
公表に明記
漏えいの確認
可能性あり
第1報

要約

公表文の事実のみ

大分市は2026年10月14日、「大分市防災メール」等を配信する事業者である株式会社アルカディアのシステムに対し第三者による不正アクセスが行われ、個人情報が漏洩した可能性があることを同日確認したと公表した。当該システムでは侵入経路をふさぐ応急措置が講じられており、同市は「大分市防災メール」配信システムへの影響について調査を進めている。漏洩した可能性がある個人情報は、「大分市防災メール」登録者のメールアドレス、「緊急情報の電話・ファクス配信」登録者の氏名・電話番号・ファクス番号、「大分市職員参集システム」登録者の氏名・所属・職員番号・メールアドレス、災害用「自治委員連絡メール」登録者の氏名・校区名・メールアドレスである。同市は、登録されているメールアドレス等が悪用される恐れがあるとして、心当たりのない送信元からの不審なメール等に注意し、不審な連絡に対して氏名・住所・パスワード・口座情報などを提示・入力しないよう呼びかけている。

組織
大分市自治体
所在地
大分県
検知日
2026-10-14
根拠:「個人情報が漏洩した可能性があることを本日確認いたしました」[s1]
第1報の公表日
2026-10-14
根拠:「更新日:2026年10月14日/本日確認いたしました」[s1]
影響件数
公表に記載なし
対象となった情報
メールアドレス、氏名、電話番号、勤務先・職務情報、アカウント ID、その他
根拠:「情報種別:氏名、所属、職員番号、メールアドレス」[s1]「情報種別:氏名、電話番号、ファクス番号」[s1]
漏えいの確認状況
可能性あり
根拠:「個人情報が漏洩した可能性があることを本日確認」[s1]
侵入経路
委託先・SaaS 経由 公表に明記
根拠:「株式会社アルカディアのシステムに対し第三者による不正アクセスが行われ」[s1]
原因(公表の記述)
「大分市防災メール」等を配信する事業者である株式会社アルカディアのシステムへの第三者による不正アクセス。
公表文の記載項目
原因 あり件数 なし時系列 あり最終報告 なし

経過

日数差は全事案の中央値と並べる(統計 §初動の相場)
  1. 検知2026-10-14
  2. 同日中央値 4 日第1報2026-10-14
  3. 最終報告未公表

記録にある日付だけを置いています。「未公表」は当サイトが該当する公表を確認していないことを示し、公表されていないことの断定ではありません。中央値は統計ページの全期間の値です。

影響を受ける可能性のある人へ

公表文の記載からの整理。推測は含まない

対象になりうる人

  • 漏えいの可能性があるとされている。公表文に対象の範囲の記載はありません。

すべきこと

  • その組織を名乗るメール・SMS・電話に注意する。リンクは開かず公式サイトから確認する。
  • 従業員・取引先向け: 社内の連絡経路で指示を確認する。組織を名乗る外部からの指示には応じない。
  • そのサービスのパスワードを変え、同じパスワードを使っている他のサービスも変える。多要素認証が使えるなら有効にする。

公表文・続報

公表の時系列

各行に原文と保存版へのリンク
  1. 2026-10-14第1報大分市防災メール等委託事業者への不正アクセスによる個人情報漏洩の可能性について

    大分市は2026年10月14日、防災メール等の配信事業者である株式会社アルカディアのシステムへの不正アクセスにより、防災メール・緊急情報の電話/ファクス配信・職員参集システム・自治委員連絡メールの登録者情報(メールアドレス、氏名、電話番号、所属など)が漏洩した可能性があると公表し、不審なメールへの注意を呼びかけた。

    原文 · 保存版(当サイト)

背景と関連情報

報道・分析・公的機関の出典から · 2026-10-22

経緯 piyologがまとめたアルカディアの10月19日付公表「不正アクセスの経過と当社の対処について」によると、不正アクセスは10月11日6時26分に始まった。同日16時30分に不審な挙動を確認し、23時40分にデータベースの異常な負荷から不正アクセスを検知した[s3]。翌12日3時に経路を遮断してファイルサーバーの脆弱性を修正し、影響範囲の調査を始めた[s3]。13日未明には1時17分からメールの送信が始まり、最終的に1000件ずつの配信になった。同社はこの大量配信からバックドアの設置に気づき、7時16分に不正なメール配信を停止した[s3]。11時からは侵入経路となった2サービスを緊急停止し、17時にアクセス元IPアドレスを遮断した[s3]。大分市の公表は10月14日付だが、大分県と大分市は13日に発表したと、OABは伝えている[s5]。アルカディアは15日15時10分に2サービスを復旧し、全サービスの復旧が完了したとした[s3]。

侵入経路と影響 アルカディアの公表によれば、原因は添付ファイルを公開するメディアサーバーにあったディレクトリパストラバーサルである。内部ソースファイルが取得され、設定ファイル内のサービス間ログイン用シークレットキーが使われて、アカウントIDに対する総当たり攻撃が行われた。ログインされたセッションから内部情報が取得されたという[s3]。SpeeCAN RAIDENで漏えいの可能性がある最大件数として、同社は推定値でメールアドレス約3,136,000件、電話番号約105,000件、FAX番号約15,000件を示した[s3]。その後、NET119と119RAIDENでも漏えいの可能性が判明した。NET119は9,020件のメールアドレスに紐づく個人情報で、119RAIDENはメールアドレス約97,000件などである[s3]。同社の防災情報配信サービスは9月末時点で875件の契約があった[s3]。総務省によると、14日午後5時時点で都道府県6、市区町村104、一部事務組合1の計111団体からサービス停止や個人情報漏えいの報告が届いている[s3]。停止は防災メール配信にとどまらず、職員への配備体制の一斉連絡やダム放流通知の電話連絡にも及んだ[s3]。

大分県内への波及 TOSオンラインによると、大分県は13日、県の防災メール登録者のメールアドレスなど2万7667件と、職員参集・安否確認システム登録者の1万269件に漏えいの可能性があると発表した。メール配信は継続し、新規登録や設定変更は停止している[s4]。OABによると、中津市、佐伯市、日田市も同じ事業者への不正アクセスで漏えいの可能性があるとして調査を進めている[s5]。

対策と注意喚起 アルカディアは、ディレクトリパストラバーサルの解消や不正なソースコードがないことなどを確認したとし、詳細な調査と対策を第三者機関に依頼するとしている。今後は外部委託による脆弱性診断、データベースへのアクセス方法の見直しと2段階認証の導入、監視強化とSOC導入の検討を挙げている[s3]。同社は全顧客にログインパスワードの変更を求めた[s3]。OABによると、警察庁は10文字以上で推測されにくいパスワードを使い、使い回しを避けるよう挙げている[s5]。

攻撃グループ

帰属の根拠と確度

この事案に結びついた攻撃グループの記録はありません。

手口と痕跡

委託先・SaaS 経由: 委託先やクラウドサービス側の侵害が利用企業に波及 · ATT&CK T1199, T1195

委託先やクラウドサービス側の侵害が、信頼された接続を通じて利用企業に及ぶ手口。攻撃者は防御の弱い委託先や、審査の甘い既存の接続を足掛かりにする。s1s2

兆候と見分け方

  • IPA は、利用中の外部サービスごとにログイン失敗の量や、ログイン元 IP アドレス・時間の平時との差を確認するよう勧めている s6
  • IPA は、作った覚えのないアカウントや、無効化したはずなのに有効化されているアカウントの有無を確認するよう求めている s6
  • 国家サイバー統括室は、不審な通信、大量のアクセス、大量データの取得の痕跡をアクセスログから点検するよう推奨している s1
  • IPA は、サービス提供者と利用者とでは見られるログが異なりうるため、誰がいつ確認できるかの整理を求めている s6

備えの要点

  • IPA は、自組織が使う外部サービス(クラウド、VPN など)を洗い出し、サービス単位のログとアカウントの異常を確認するよう求めている s6
  • IPA は、外部サービスの多要素認証・パスワード強化、アカウント付与範囲とアカウント棚卸の運用の見直しを勧めている s6
  • 国家サイバー統括室は、委託先の管理体制、再委託先を含む管理状況、監査結果を契約時だけでなく継続的に確認するよう求めている s1
  • 国家サイバー統括室は、契約で報告義務とログ管理の実施を定め、委託先へ渡す情報とアクセス権を必要最小限にし、業務終了後のデータ削除を徹底するよう求めている s1

この手口に共通する一般的な解説で、この事案の公表内容ではありません。出典番号(sN)は手口ページの出典一覧を指し、全文も同ページに。

AI関与の評価

昇格には出典が要る

AI関与: 未評価

公表文に AI への言及はなく、評価はまだ行っていません。

同じ組織・委託先・製品・業種・手口の記録

一覧で探す: 2026年の統計 · 公務(他に分類されるものを除く)の事案 · 大分県の事案 · 委託先・SaaS 経由の事案

出典

項目別の根拠引用(6)
  • disclosedAt: 「更新日:2026年10月14日/本日確認いたしました」[s1]
  • detectedAt: 「個人情報が漏洩した可能性があることを本日確認いたしました」[s1]
  • cause.initialAccess: 「株式会社アルカディアのシステムに対し第三者による不正アクセスが行われ」[s1]
  • affected.dataTypes: 「情報種別:氏名、所属、職員番号、メールアドレス」[s1]
  • affected.dataTypes: 「情報種別:氏名、電話番号、ファクス番号」[s1]
  • affected.confirmation: 「個人情報が漏洩した可能性があることを本日確認」[s1]

この記録について

記録の作成
2026-10-22
更新
2026-10-23
出典の最終取得
2026-10-23
識別子
oita-city-20261014
  • 2026-10-22更新: Claude Code(intake-review)が一次公表(sources の s1)から下書きを更新。公開の判断は人
  • 2026-10-23更新: 背景と関連情報を出典 4 件で追加(自動)

当サイトが書いた要約・分類・突合の結果は CC BY 4.0 で利用できます(出典と利用条件)。 この記録の訂正・削除を依頼する