incidentlog.jp最終更新 2026-10-25
IncidentLogインシデントログ

2026-10-21 公表 · nagoya-city-20261021

名古屋市:不正アクセスにより個人情報が漏えいした可能性のある事案について

不正アクセス情報漏えいサプライチェーン第1報AI関与: 未評価
公開データ JSON(CC BY 4.0)
影響件数
886人
2025年7月14日正午から2026年8月31日までに申し込んだ者 · 可能性
対象となった情報
氏名、生年月日、電話番号
他 4 種
侵入経路
Web アプリ・CMS・プラグインの脆弱性
公表に明記
漏えいの確認
可能性あり
第1報

要約

公表文の事実のみ

名古屋市は、ICTを活用した禁煙支援事業で受託者の株式会社リンケージが申込フォームに使うWeb制作プラットフォームStudioについて、運営するStudio株式会社のクラウド環境への第三者による不正アクセスにより、個人情報が漏えいした可能性があると2026年10月21日に公表した。対象は2025年7月14日正午から2026年8月31日までの申込者886件で、氏名、生年月日、連絡先、住所、喫煙状況、既往歴、アレルギー、妊娠の有無などが含まれる。原因はStudioの一部機能の脆弱性の悪用で、脆弱性は修正され経路も塞がれた。リンケージは対象者へ文書を送り窓口を設け、市は同社に体制強化を指導した。

組織
名古屋市自治体
所在地
愛知県
第1報の公表日
2026-10-21
根拠:「報道発表日時: 2026年10月21日 午後4時00分」[s1]
影響件数
2025年7月14日正午から2026年8月31日までに申し込んだ者 886人(可能性)
根拠:「2026年8月31日までに申し込んだ886件」[s1]
対象となった情報
氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、住所、健康・医療情報、その他
根拠:「禁煙補助薬使用歴、喫煙状況、服薬状況、通院状況、既往歴」[s1]
漏えいの確認状況
可能性あり
根拠:「個人情報が外部に漏えいした可能性があることが判明」[s1]
侵入経路
Web アプリ・CMS・プラグインの脆弱性 公表に明記
根拠:「第三者にStudioの一部機能の脆弱性を悪用され、不正にアクセスされました」[s1]
原因(公表の記述)
第三者にStudioの一部機能の脆弱性を悪用され、Studio株式会社のクラウド環境に不正にアクセスされた。
公表文の記載項目
原因 あり件数 あり時系列 なし最終報告 なし

経過

日数差は全事案の中央値と並べる(統計 §初動の相場)
  1. 第1報2026-10-21
  2. 最終報告未公表

記録にある日付だけを置いています。「未公表」は当サイトが該当する公表を確認していないことを示し、公表されていないことの断定ではありません。中央値は統計ページの全期間の値です。

影響を受ける可能性のある人へ

公表文の記載からの整理。推測は含まない

対象になりうる人

  • 漏えいの可能性があるとされている。公表文に記載された対象の範囲は「2025年7月14日正午から2026年8月31日までに申し込んだ者」。

すべきこと

  • その組織を名乗るメール・SMS・電話に注意する。リンクは開かず公式サイトから確認する。
  • 第三者から病歴を知っているような連絡が来ても応じない。
  • なりすましによる契約・申込に注意する。

公表文・続報

公表の時系列

各行に原文と保存版へのリンク
  1. 2026-10-21第1報不正アクセスにより個人情報が漏えいした可能性のある事案について|名古屋市公式ウェブサイト

    名古屋市は、禁煙支援事業の受託者である株式会社リンケージが申込フォームに使うStudioを運営するStudio株式会社のクラウド環境に第三者による不正アクセスがあり、申込者886件の個人情報が漏えいした可能性があると2026年10月21日に公表した。原因はStudioの一部機能の脆弱性の悪用で、同脆弱性は修正済みである。

    原文 · 保存版(当サイト)

背景と関連情報

報道・分析・公的機関の出典から · 2026-10-21

Studio社の不正アクセスについては、Studioを利用する別企業のAcompanyが公表した内容から、時系列が分かる。Acompanyによれば、第三者による不正アクセスの期間はStudio社が現時点で確認している範囲で2026年9月30日から10月1日、Studio社が不正アクセスを確認したのは10月13日、脆弱性を修正して外部から取得できる状態を解消したのは10月14日、Studio社が公表したのは10月16日である[s7]。名古屋市の公表日は10月21日であり、Studio社の公表から5日後にあたる[s7]。

Acompanyによれば、Studio社は、第三者が同サービスの一部機能の脆弱性を悪用して同社のクラウド環境に不正にアクセスし、環境内のデータを外部から取得できる状態にしていたと説明した[s7]。また、情報が実際に第三者に取得された事実は現時点で確認できていないが、取得されたものとみなして対応しているとAcompanyは述べている[s7]。名古屋市の公表では対象期間が2026年8月31日までとされており、Acompanyの公表(フォーム送信分は10月14日まで)とは期間の区切りが異なる[s7]。

影響はStudioを利用する他の事業者にも及んでいる。AcompanyはコーポレートサイトのStudioのお問い合わせフォームから送信された情報が流出した可能性があるとし、お名前・会社名・部署・役職249件、メールアドレス249件、電話番号29件、問い合わせ内容66件(うち2件に住所の記述あり)を挙げた[s7]。同社はStudioと連携していた認証情報の変更などの応急措置を完了し、個人情報保護委員会へ報告するとしている[s7]。Acompanyは、本件に便乗した不審なメールや電話、SMSへの注意を呼びかけている[s7]。

名古屋市では、同時期に別の委託先経由の事案も公表されている。FNNプライムオンラインによれば、禁煙指導に申し込んだ886人分の情報について、委託業者が使っていたウェブサイト制作サービスが不正アクセスを受けたとされる。あわせて、聴覚障害者向けの緊急通報システムを手掛けるアルカディアへの不正アクセスにより、市の利用者184人のメールアドレスなどが漏洩した可能性があるとも報じた[s5]。

Net119緊急通報システムの件について、名古屋市は10月14日に、提供元のアルカディアが10月13日に不正アクセスを発表し、市は14日に状況を確認して把握したと公表した。当初の登録者は557名だった[s3]。10月21日の第2報では、アルカディアから20日に、通報の履歴情報に関する184名分(通報45名、練習通報139名)の登録者情報が漏えいした可能性があるとの報告を受けたと公表した。これとは別に、消防局職員29名分も漏えいした可能性がある[s4]。市は、現時点で二次被害の情報は受けていないとしている[s4]。アルカディアは漏えい箇所を遮断し、不正なプログラムがないことを確認したうえで運用しているという[s4]。

このほか、名古屋市の市営路外駐車場では、指定管理者サーバーへの不正アクセスにより、定期券購入者263名の情報が漏えいしたおそれがあるとして8月6日に公表された。検知日は6月23日である[s6]。このように、名古屋市では委託先や指定管理者、提供事業者を経由した事案が相次いでいる[s3][s4][s6]。

攻撃グループ

帰属の根拠と確度

この事案に結びついた攻撃グループの記録はありません。

手口と痕跡

Web アプリ・CMS・プラグインの脆弱性: SQL インジェクション、既知 CVE、管理画面の脆弱性 · ATT&CK T1190

Web アプリや CMS、プラグイン、管理用 API の既知の脆弱性や SQL の組み立て不備を、インターネット側から突いて侵入する手口。公開システムは常に攻撃対象になり、修正の遅れが入口になる。s3s5

兆候と見分け方

  • Metabase では POST /api/session/reset_password(400)に続き GET /api/user/current(200)が出れば、侵害の可能性が高いとされる s2
  • User-Agent に curl や python-requests が見られ、不審な送信元 IP(例 213.163[.]202[.]171)からのアクセスが確認されている s1
  • Web シェルへの GET・POST の繰り返しアクセスや、アプリケーションサーバー上の .war・.jsp ファイルの出現が手掛かりになる s1
  • API で権限変更や不正アカウント作成が行われた形跡が、被害の痕跡として挙げられている s1

備えの要点

  • JPCERT/CC は、既知の脆弱性の影響版を使っているなら修正済みのアップデートを適用するよう勧めている s1
  • Metabase は、直ちに更新できない場合に /api/session/reset_password への通信遮断を案内している s2
  • JPCERT/CC は、業務上不要な管理機能の公開停止と、API へのレート制限、各エンドポイントのアクセス制御、トークンの最小権限化・有効期限設定を勧めている s1
  • 内閣官房国家サイバー統括室は、多要素認証の導入、不要アカウントの無効化、ログ保管と大量アクセスの監視を求めている s3

この手口に共通する一般的な解説で、この事案の公表内容ではありません。出典番号(sN)は手口ページの出典一覧を指し、全文も同ページに。

AI関与の評価

昇格には出典が要る

AI関与: 未評価

公表文に AI への言及はなく、評価はまだ行っていません。

同じ組織・委託先・製品・業種・手口の記録

一覧で探す: 2026年の統計 · 公務(他に分類されるものを除く)の事案 · 愛知県の事案 · Web アプリ・CMS・プラグインの脆弱性の事案

出典

項目別の根拠引用(8)
  • title: 「不正アクセスにより個人情報が漏えいした可能性のある事案について」[s1]
  • disclosedAt: 「報道発表日時: 2026年10月21日 午後4時00分」[s1]
  • counts[0]: 「2026年8月31日までに申し込んだ886件」[s1]
  • supplierName: 「事業受託者である株式会社リンケージ」[s1]
  • supplierName: 「Studioを運営するStudio株式会社」[s1]
  • dataTypes: 「禁煙補助薬使用歴、喫煙状況、服薬状況、通院状況、既往歴」[s1]
  • confirmation: 「個人情報が外部に漏えいした可能性があることが判明」[s1]
  • cause.initialAccess: 「第三者にStudioの一部機能の脆弱性を悪用され、不正にアクセスされました」[s1]

この記録について

記録の作成
2026-10-22
更新
2026-10-22
出典の最終取得
2026-10-22
識別子
nagoya-city-20261021
  • 2026-10-22更新: 背景と関連情報を出典 5 件で追加(自動)

当サイトが書いた要約・分類・突合の結果は CC BY 4.0 で利用できます(出典と利用条件)。 この記録の訂正・削除を依頼する