incidentlog.jp最終更新 2026-10-25
IncidentLogインシデントログ

2026-10-23 公表 · nomura-securities-20261023

野村證券:金融機関等向けポートフォリオ管理ツール「i-Port」に関するメール配信業務の外部委託先における情報漏えいの可能性について

不正アクセスサプライチェーン情報漏えい第1報AI関与: 未評価
公開データ JSON(CC BY 4.0)
影響件数
公表に記載なし
対象となった情報
メールアドレス、その他
侵入経路
委託先・SaaS 経由
公表に明記
漏えいの確認
可能性あり
第1報

要約

公表文の事実のみ

野村證券株式会社は2026年10月23日、金融機関等向けのポートフォリオ管理ツール「i-Port」の加入者向けメール配信業務を委託しているユミルリンク株式会社から、委託先のシステムへの不正アクセスにより、同システムに保存されていた顧客のメールアドレス等が外部に漏えいした可能性があるとの報告を10月22日に受けたと公表した。委託先によると、10月16日に委託先が運営するメール配信サービスの一部システムへの不正アクセスが確認され、その後の調査で10月22日にデータベースから情報が外部に持ち出されたことが確認された。対象となる金融機関等の顧客には個別に案内する。i-Portに登録されているポートフォリオに関する情報や証券取引口座に関する情報は含まれていない。現時点で本件に起因する情報の不正利用や、本件に関連する同社のシステムへの不正アクセスは確認されていない。同社は委託先に事実関係の確認を求め、原因とグループへの影響範囲の把握を進めるとしている。

業種
金融業,保険業 · 金融
所在地
東京都
検知日
2026-10-16
根拠:「10月16日、委託先が運営するメール配信サービスの一部システムへの不正アクセス」[s1]
第1報の公表日
2026-10-23
根拠:「2026年10月23日」[s1]
影響件数
公表に記載なし
対象となった情報
メールアドレス、その他
根拠:「お客様のメールアドレス等が外部に漏えいした可能性」[s1]
漏えいの確認状況
可能性あり
侵入経路
委託先・SaaS 経由 公表に明記
根拠:「ユミルリンク株式会社(以下「委託先」)から、委託先のシステムへの不正アクセス」[s1]
原因(公表の記述)
i-Portの加入者向けメール配信業務の委託先であるユミルリンク株式会社のメール配信サービスの一部システムへの不正アクセス。
公表文の記載項目
原因 あり件数 なし時系列 あり最終報告 なし

経過

日数差は全事案の中央値と並べる(統計 §初動の相場)
  1. 検知2026-10-16
  2. 7 日中央値 4 日第1報2026-10-23
  3. 最終報告未公表

記録にある日付だけを置いています。「未公表」は当サイトが該当する公表を確認していないことを示し、公表されていないことの断定ではありません。中央値は統計ページの全期間の値です。

影響を受ける可能性のある人へ

公表文の記載からの整理。推測は含まない

対象になりうる人

  • 漏えいの可能性があるとされている。公表文に対象の範囲の記載はありません。

すべきこと

  • その組織を名乗るメール・SMS・電話に注意する。リンクは開かず公式サイトから確認する。

公表文・続報

公表の時系列

各行に原文と保存版へのリンク
  1. 2026-10-23第1報金融機関等向けポートフォリオ管理ツール「i-Port」に関するメール配信業務の外部委託先における情報漏えいの可能性について

    野村證券は、i-Portの加入者向けメール配信を委託するユミルリンクのシステムへの不正アクセスで、顧客のメールアドレス等が漏えいした可能性があると公表した。委託先では10月22日にデータベースからの持ち出しが確認された。ポートフォリオや口座の情報は含まれない。

    原文 · 保存版(当サイト)

背景と関連情報

報道・分析・公的機関の出典から · 2026-10-24

野村證券は2026年10月23日、金融機関等向けのポートフォリオ管理ツール「i-Port」のメール配信を委託するユミルリンク株式会社への不正アクセスにより、顧客のメールアドレス等が漏えいした可能性があると公表した。野村證券が委託先から報告を受けたのは10月22日である。ビジネス+ITによれば、野村證券の説明では委託先は10月16日に一部システムへの不正アクセスを確認し、10月22日にデータベースから情報が外部へ持ち出されたことが調査で判明した [s6]。一方、ユミルリンクは野村證券の公表より早い10月19日に、メール配信サービス「Cuenote FC」の一部サーバシステムが不正アクセスを受け、個人情報が持ち出されたと自社サイトで公表している [s6][s7]。ロケットボーイズによれば、同社は10月16日未明に異常を把握していた [s7]。

ユミルリンクの公表によれば、専用ASPプランのうち5システムで不正アクセスとデータの出力があり、メールアドレスを含む情報が延べ約900万件出力されたと試算されている [s6][s7]。ビジネス+ITによれば、野村證券の発表には、i-Portの情報が保存されていたシステムや対象件数の記載はない [s6]。ロケットボーイズは、延べ約900万件は委託先で確認された5システム全体の推計であり、野村證券のi-Port利用顧客の件数ではないと整理している [s7]。今回の調査対象の範囲では、攻撃者によるリークサイトへの掲載や犯行声明に関する記述は見当たらない。

侵入経路について、ロケットボーイズによれば、ユミルリンクの説明ではプログラムの脆弱性を背景にサポート・品質管理担当者の認証情報が取得され、不正プログラムの設置、データベースからのデータ出力、他システムへの認証試行が確認された。同社は対象サーバーの隔離、脆弱性修正、関連認証情報の削除、捜査機関への届け出を行っている [s7]。ビジネス+ITによれば、ユミルリンク経由の影響は野村證券にとどまらず、先にNTTPCとアイスタイルの2社が公表しており、同誌は同サービスの規模をメール・SMS月間89億通、契約2900超としている [s6]。jouhourouei.clipmaster.jpは、Cuenote FCを使っていた組織の公表を5組織として集計し、委託先経由の事案に分類している [s8]。

野村證券によれば、i-Portに登録されているポートフォリオ情報や証券取引口座の情報は漏えいの可能性がある情報に含まれない。現時点で本件に起因する不正利用や、同社システムへの不正アクセスは確認されていない [s6]。同社は利用者に対し、本件に便乗してグループや関係者を装う不審なメールに注意し、リンクや添付ファイルを開かず、情報提供の求めにも応じないよう呼びかけている [s6]。ロケットボーイズは、金融機関担当者のメールアドレスが悪用されれば業務連絡を装う標的型メールやフィッシングにつながり得ると指摘する。ただしこれは漏えい情報の性質から考えられる二次被害であり、実際に発生した手口ではないとしている [s7]。同誌は、法人側の対応として、i-Port利用担当者や共有メールアドレスの棚卸し、資金移動や振込先変更をメールのみで確定しない運用、委託先が保管するデータ項目・再委託・事故時の報告期限の確認を挙げている [s7]。

攻撃グループ

帰属の根拠と確度

この事案に結びついた攻撃グループの記録はありません。

手口と痕跡

委託先・SaaS 経由: 委託先やクラウドサービス側の侵害が利用企業に波及 · ATT&CK T1199, T1195

委託先やクラウドサービス側の侵害が、信頼された接続を通じて利用企業に及ぶ手口。攻撃者は防御の弱い委託先や、審査の甘い既存の接続を足掛かりにする。s1s2

兆候と見分け方

  • IPA は、利用中の外部サービスごとにログイン失敗の量や、ログイン元 IP アドレス・時間の平時との差を確認するよう勧めている s6
  • IPA は、作った覚えのないアカウントや、無効化したはずなのに有効化されているアカウントの有無を確認するよう求めている s6
  • 国家サイバー統括室は、不審な通信、大量のアクセス、大量データの取得の痕跡をアクセスログから点検するよう推奨している s1
  • IPA は、サービス提供者と利用者とでは見られるログが異なりうるため、誰がいつ確認できるかの整理を求めている s6

備えの要点

  • IPA は、自組織が使う外部サービス(クラウド、VPN など)を洗い出し、サービス単位のログとアカウントの異常を確認するよう求めている s6
  • IPA は、外部サービスの多要素認証・パスワード強化、アカウント付与範囲とアカウント棚卸の運用の見直しを勧めている s6
  • 国家サイバー統括室は、委託先の管理体制、再委託先を含む管理状況、監査結果を契約時だけでなく継続的に確認するよう求めている s1
  • 国家サイバー統括室は、契約で報告義務とログ管理の実施を定め、委託先へ渡す情報とアクセス権を必要最小限にし、業務終了後のデータ削除を徹底するよう求めている s1

この手口に共通する一般的な解説で、この事案の公表内容ではありません。出典番号(sN)は手口ページの出典一覧を指し、全文も同ページに。

AI関与の評価

昇格には出典が要る

AI関与: 未評価

公表文に AI への言及はなく、評価はまだ行っていません。

同じ組織・委託先・製品・業種・手口の記録

一覧で探す: 2026年の統計 · 金融業,保険業の事案 · 東京都の事案 · 委託先・SaaS 経由の事案

出典

項目別の根拠引用(4)
  • disclosedAt: 「2026年10月23日」[s1]
  • cause.initialAccess: 「ユミルリンク株式会社(以下「委託先」)から、委託先のシステムへの不正アクセス」[s1]
  • detectedAt: 「10月16日、委託先が運営するメール配信サービスの一部システムへの不正アクセス」[s1]
  • affected.dataTypes: 「お客様のメールアドレス等が外部に漏えいした可能性」[s1]

この記録について

記録の作成
2026-10-24
更新
2026-10-25
出典の最終取得
2026-10-25
識別子
nomura-securities-20261023
  • 2026-10-24更新: Claude Code(intake-review)が一次公表(sources の s1)から下書きを更新。公開の判断は人
  • 2026-10-25更新: 背景と関連情報を出典 5 件で追加(自動)

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