incidentlog.jp最終更新 2026-10-25
IncidentLogインシデントログ

2026-10-16 公表 · astemo-20261016

Astemo:当社が利用するデーター共有クラウド環境への不正アクセスおよび情報流出について

不正アクセス情報漏えいサプライチェーン第1報AI関与: 未評価
公開データ JSON(CC BY 4.0)
影響件数
約350人
当社従業員、仕入先関係者および外部協力会社関係者等 · 確認済み
対象となった情報
氏名、メールアドレス、電話番号
他 1 種
侵入経路
委託先・SaaS 経由
公表に明記
漏えいの確認
確認済み
第1報

要約

公表文の事実のみ

Astemo株式会社は2026年10月16日、同社が利用するデータ共有クラウド環境への第三者による不正アクセスにより、保有するデータの一部が外部に流出したことを確認したと公表した。同環境へのアクセス権限を持つ業務委託会社の従業員のシステムアカウントが第三者に侵害され、そのアカウントを通じて不正アクセスが行われた。9月17日に同社のデータを取得したと主張する第三者から複数の従業員宛てにデータの公開を示唆する連絡があり、外部のセキュリティ専門機関と調査を開始。9月22日に第三者が運営する外部サイトに同社を標的にした旨の主張が掲載されていることを確認し、9月24日に不審なダウンロードと使用された委託会社従業員のアカウントを特定、10月初旬に委託会社から同社システムのアカウントが侵害された旨の連絡を受けて流出を確認した。調査では9月2日頃に対象アカウントで委託会社システムのログイン異常と本人の操作によらない多要素認証通知が発生していた。流出データには従業員、仕入先関係者、外部協力会社関係者等の個人情報約350名分(氏名、メールアドレス、電話番号、所属等)が含まれ、顧客関係者や消費者の個人情報は含まれていなかった。社内ネットワークや端末への侵害、ランサムウェア感染の証跡は確認されていない。

組織
Astemo株式会社企業
業種
製造業 · 製造
所在地
東京都
発生(判明)期間
2026-09-02 〜
根拠:「2026年9月2日頃、対象アカウントにおいて」[s1]
検知日
2026-09-17
根拠:「2026年9月17日、当社のデーターを取得したと主張する第三者から」[s1]
第1報の公表日
2026-10-16
根拠:「2026年10月16日 Astemo株式会社」[s1]
影響件数
当社従業員、仕入先関係者および外部協力会社関係者等 約350人(確認済み)
根拠:「個人情報約350名分が含まれていることを確認しております」[s1]
対象となった情報
氏名、メールアドレス、電話番号、勤務先・職務情報
根拠:「氏名、メールアドレス、電話番号、所属等の業務上の連絡先情報」[s1]
漏えいの確認状況
確認済み
侵入経路
委託先・SaaS 経由 公表に明記
根拠:「本件委託会社から、同社システムのアカウントが侵害された旨の連絡を受け」[s1]
原因(公表の記述)
データ共有クラウド環境へのアクセス権限を持つ業務委託会社の従業員のシステムアカウントが第三者に侵害され、当該アカウントを通じて不正アクセスされた。2026年9月2日頃、対象アカウントで委託会社システムのログイン異常と本人の操作によらない多要素認証通知が発生していた。
公表文の記載項目
原因 あり件数 あり時系列 あり最終報告 なし

経過

日数差は全事案の中央値と並べる(統計 §初動の相場)
  1. 発生2026-09-02
  2. 15 日中央値 2 日検知2026-09-17
  3. 29 日中央値 4 日第1報2026-10-16
  4. 最終報告未公表

記録にある日付だけを置いています。「未公表」は当サイトが該当する公表を確認していないことを示し、公表されていないことの断定ではありません。中央値は統計ページの全期間の値です。

影響を受ける可能性のある人へ

公表文の記載からの整理。推測は含まない

対象になりうる人

  • 漏えいが確認されている。公表文に記載された対象の範囲は「当社従業員、仕入先関係者および外部協力会社関係者等」。

すべきこと

  • その組織を名乗るメール・SMS・電話に注意する。リンクは開かず公式サイトから確認する。
  • 従業員・取引先向け: 社内の連絡経路で指示を確認する。組織を名乗る外部からの指示には応じない。

公表文・続報

公表の時系列

各行に原文と保存版へのリンク
  1. 2026-10-16第1報当社が利用するデーター共有クラウド環境への不正アクセスおよび情報流出について

    Astemo株式会社は2026年10月16日、同社が利用するデータ共有クラウド環境への第三者による不正アクセスで保有データの一部が流出したと公表した。業務委託会社の従業員のアカウントが侵害されて経路となり、従業員や仕入先関係者などの個人情報約350名分が含まれる。顧客関係者や消費者の個人情報は含まれず、委託会社の全アカウントを停止し、関係当局と警察へ報告・相談した。

    原文 · 保存版(当サイト)

背景と関連情報

報道・分析・公的機関の出典から · 2026-10-18

公表によれば、Astemo株式会社は2026年9月17日、同社のデータを取得したと主張する第三者から、複数の従業員宛てにデータの公開を示唆する連絡を受けた。同社はこれを重大なセキュリティインシデントと認識し、外部の専門機関と連携して初動対応と調査を開始した [s3]。9月22日には、第三者が運営する外部サイトに同社を標的にした旨の主張が掲載されていることを確認した。9月24日には不審なダウンロードと、それに使われた委託会社従業員のアカウントを特定し、委託会社に調査を依頼した [s3]。10月初旬に委託会社からアカウント侵害の連絡を受け、流出を確認した [s3]。その後の調査で、9月2日頃に当該アカウントで委託会社システムへのログイン異常と、従業員本人の操作によらない多要素認証通知が発生していたことが判明した [s3]。つまり、異常の発生から同社が事案を認識するまで約2週間、委託会社からの連絡を受けて流出を確認するまでは約1か月が経過している [s3]。

当サイトの記録では、ランサムウェアグループ metaencryptor のリークサイトに2026年9月26日付で「Astemo, Ltd.」の名で掲載されている。一方、公表によれば、同社が外部サイトでの主張を確認したのは9月22日であり、掲載日と確認日には4日の差がある [s3]。第三者の主張として公表で確認できるのは、データを取得したという内容と、従業員宛てにデータの公開を示唆したという点である [s3]。なお、公表によれば、社内ネットワークや端末への侵害、ランサムウェア感染を示す証跡は現時点で確認されていない [s3][s5]。

侵入経路は、データ共有クラウド環境へのアクセス権限を持つ業務委託会社の従業員のシステムアカウントの侵害である [s3]。innovatopia.jp は、本人が操作していない多要素認証の通知について、第三者がパスワードを使ってログインを試みているときに起こりうる状況だと解説している。ただし同紙は、Astemoの公表が認証方式や通知への応答を示しておらず、どのようにアカウントが乗っ取られたのかまでは分からないとも指摘している [s6]。影響について公表は、従業員、仕入先関係者、外部協力会社関係者等の約350名分の個人情報が含まれるとしており、内容は氏名、メールアドレス、電話番号、所属等の業務上の連絡先情報である。顧客関係者と消費者の個人情報は含まれないとしている [s3]。人数や情報の種類、影響範囲、顧客・取引先・製品開発関連の情報への影響は精査中で、対象者を特定できた一部の方には所属会社を通じて個別に連絡している [s3]。事業活動への重大な影響や二次被害の報告は、現時点ではないとしている [s3]。

同社は社内緊急対応チームの設置、侵害されたアカウントを含む委託会社の全アカウントの停止、関係当局と警察への報告・相談などを実施した。今後はアカウントとアクセス権限の管理、異常なアクセスの監視、委託先を含む情報管理体制の見直しを進める [s3]。innovatopia.jp は、同日に公表された岩井コスモ証券、三井住友DSアセットマネジメント、函館市の事案を含む5件のうち4件が委託先のシステムや従業員アカウントへの不正アクセスに関係していたと整理した。そのうえで、委託先で起きた異常を委託元がどれだけ早く知ることができるかが問われていると述べている [s6]。ai.itokoba.com は、認証情報の窃取方法や権限範囲は未確認だとしたうえで、委託会社アカウントを通じた認証侵害を重く見て、暫定でS評価としている [s7]。

攻撃グループ

帰属の根拠と確度

この事案に結びついた攻撃グループの記録はありません。

この組織に関するリークサイトでの掲載の記録 1 件は組織ページに載せています。この事案と同じものかは確認していません。

手口と痕跡

委託先・SaaS 経由: 委託先やクラウドサービス側の侵害が利用企業に波及 · ATT&CK T1199, T1195

委託先やクラウドサービス側の侵害が、信頼された接続を通じて利用企業に及ぶ手口。攻撃者は防御の弱い委託先や、審査の甘い既存の接続を足掛かりにする。s1s2

兆候と見分け方

  • IPA は、利用中の外部サービスごとにログイン失敗の量や、ログイン元 IP アドレス・時間の平時との差を確認するよう勧めている s6
  • IPA は、作った覚えのないアカウントや、無効化したはずなのに有効化されているアカウントの有無を確認するよう求めている s6
  • 国家サイバー統括室は、不審な通信、大量のアクセス、大量データの取得の痕跡をアクセスログから点検するよう推奨している s1
  • IPA は、サービス提供者と利用者とでは見られるログが異なりうるため、誰がいつ確認できるかの整理を求めている s6

備えの要点

  • IPA は、自組織が使う外部サービス(クラウド、VPN など)を洗い出し、サービス単位のログとアカウントの異常を確認するよう求めている s6
  • IPA は、外部サービスの多要素認証・パスワード強化、アカウント付与範囲とアカウント棚卸の運用の見直しを勧めている s6
  • 国家サイバー統括室は、委託先の管理体制、再委託先を含む管理状況、監査結果を契約時だけでなく継続的に確認するよう求めている s1
  • 国家サイバー統括室は、契約で報告義務とログ管理の実施を定め、委託先へ渡す情報とアクセス権を必要最小限にし、業務終了後のデータ削除を徹底するよう求めている s1

この手口に共通する一般的な解説で、この事案の公表内容ではありません。出典番号(sN)は手口ページの出典一覧を指し、全文も同ページに。

AI関与の評価

昇格には出典が要る

AI関与: 未評価

公表文に AI への言及はなく、評価はまだ行っていません。

同じ組織・委託先・製品・業種・手口の記録

一覧で探す: 2026年の統計 · 製造業の事案 · 東京都の事案 · 委託先・SaaS 経由の事案

出典

項目別の根拠引用(6)
  • disclosedAt: 「2026年10月16日 Astemo株式会社」[s1]
  • detectedAt: 「2026年9月17日、当社のデーターを取得したと主張する第三者から」[s1]
  • occurredFrom: 「2026年9月2日頃、対象アカウントにおいて」[s1]
  • affected.counts: 「個人情報約350名分が含まれていることを確認しております」[s1]
  • affected.dataTypes: 「氏名、メールアドレス、電話番号、所属等の業務上の連絡先情報」[s1]
  • cause.initialAccess: 「本件委託会社から、同社システムのアカウントが侵害された旨の連絡を受け」[s1]

この記録について

記録の作成
2026-10-18
更新
2026-10-20
出典の最終取得
2026-10-20
識別子
astemo-20261016
  • 2026-10-19更新: 背景と関連情報を出典 5 件で追加(自動)
  • 2026-10-20更新: 一次出典を報道記事からAstemo株式会社の公表に差し替え、公表文に基づいて要約と抽出項目を書き直した

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