incidentlog.jp最終更新 2026-10-25
IncidentLogインシデントログ

2026-10-15 公表 · nakatsugawa-city-20261015

中津川市:不正アクセスによる個人情報が漏えいした可能性のある事案

不正アクセス情報漏えいサプライチェーン第1報AI関与: 未評価
公開データ JSON(CC BY 4.0)
影響件数
36件
緊急通報システムNET119の登録情報 · 可能性
対象となった情報
氏名、住所、生年月日
他 4 種
侵入経路
委託先・SaaS 経由
公表に明記
漏えいの確認
可能性あり
第1報

要約

公表文の事実のみ

中津川市は2026年10月15日、一部メールサービスなどの業務を委託している株式会社アルカディアにおいて第三者による不正アクセスが発生し、利用者の個人情報が漏えいした可能性があることが判明したと公表した。対象サービスは、聴覚・言語機能などの障害により通話による緊急通報が困難な人がスマートフォン等から119番通報できる「緊急通報システムNET119」(中津川市消防本部が令和3年1月4日から運用開始)で、漏えいした可能性がある情報は登録36件の氏名、ふりがな、住所、生年月日、メールアドレス、性別、電話番号、ファクス番号、既往歴、かかりつけ病院、緊急連絡先(氏名、ふりがな、関係性、電話番号、ファクス番号、メールアドレス)である。市は対象者に対し、不審なメールなどに個人情報を提示・入力せず、身に覚えのない送信元のURL・添付ファイルを開かないよう注意喚起を行う。市が使用する「中津川市市民安全情報ネットワーク」と「すぐーる」は別事業者のサービスで、現時点で情報漏えいのおそれはないとし、不正アクセスの詳細はサービス提供事業者のSpeeCAN RAIDENに関する公表を案内している。

組織
中津川市自治体
所在地
岐阜県
第1報の公表日
2026-10-15
根拠:「更新日:2026年10月15日」[s1]
影響件数
緊急通報システムNET119の登録情報 36件(可能性)
根拠:「個人情報の件数:登録36件」[s1]
対象となった情報
氏名、住所、生年月日、メールアドレス、電話番号、健康・医療情報、その他
根拠:「氏名、ふりがな、住所、生年月日、メールアドレス、性別、電話番号、ファクス番号」[s1]
漏えいの確認状況
可能性あり
侵入経路
委託先・SaaS 経由 公表に明記
根拠:「業務を委託している株式会社アルカディアにおいて、第三者による不正アクセスが発生し」[s1]
原因(公表の記述)
業務を委託している株式会社アルカディアにおける第三者による不正アクセス。
公表文の記載項目
原因 あり件数 あり時系列 なし最終報告 なし

経過

日数差は全事案の中央値と並べる(統計 §初動の相場)
  1. 第1報2026-10-15
  2. 最終報告未公表

記録にある日付だけを置いています。「未公表」は当サイトが該当する公表を確認していないことを示し、公表されていないことの断定ではありません。中央値は統計ページの全期間の値です。

影響を受ける可能性のある人へ

公表文の記載からの整理。推測は含まない

対象になりうる人

  • 漏えいの可能性があるとされている。公表文に記載された対象の範囲は「緊急通報システムNET119の登録情報」。

すべきこと

  • その組織を名乗るメール・SMS・電話に注意する。リンクは開かず公式サイトから確認する。
  • 第三者から病歴を知っているような連絡が来ても応じない。
  • なりすましによる契約・申込に注意する。

公表文・続報

公表の時系列

各行に原文と保存版へのリンク
  1. 2026-10-15第1報不正アクセスによる個人情報が漏えいした可能性のある事案

    中津川市は10月15日、業務委託先の株式会社アルカディアへの不正アクセスにより、緊急通報システムNET119の登録36件の氏名、住所、生年月日、メールアドレス、電話番号、既往歴、緊急連絡先などが漏えいした可能性があると公表し、対象者に注意喚起を行うとした。

    原文 · 保存版(当サイト)

背景と関連情報

報道・分析・公的機関の出典から · 2026-10-20

中津川市の公表によれば、委託先アルカディアでの不正アクセスにより、NET119の登録36件の情報が漏えいした可能性がある。この事案は岐阜県内にとどまらず、全国の自治体に及ぶ事案の一部である。

経緯について、piyologが整理したアルカディアの公表では、不正アクセスは10月11日6時26分に始まった。原因は、添付ファイルを公開しているメディアサーバーにディレクトリパストラバーサルがあったことである。内部ソースファイルが取得され、設定ファイル内のサービス間ログイン用シークレットキーが抜き取られた。このキーを使ってアカウントIDへの総当たり攻撃が行われ、ログインしたセッションから内部情報が取得されたという[s3]。アルカディアは11日16時30分に不審な挙動を確認し、23時40分にデータベースの異常な負荷から不正アクセスを検知した。12日3時に経路を遮断してファイルサーバーの脆弱性を修正した[s3]。13日未明からは不正なメール送信が始まり、最終的に1000件ずつの配信になった。同社はバックドアの設置に気づき、7時16分に不正なメール配信を停止した[s3]。13日11時にはraiden3.ktaiwork.jp向けのSpeeCAN RAIDENとs2.ktaiwork.jp向けのライデン・スクールを緊急停止した[s3]。NET119が影響を受けていることは、10月14日15時の公式ブログ更新で追記された[s3]。その後、NET119の件数は16日の更新で確定したという[s3]。2サービスは15日15時10分に復旧し、全サービスの復旧が完了した[s3]。アルカディアは、脆弱性への対応を随時進めていると説明している[s3]。

漏えいの規模について、アルカディアが示した最大件数は、SpeeCAN RAIDENでメールアドレス約313万6千件、電話番号約10万5千件、FAX番号約1万5千件で、同社はこれを推定値としている[s3]。NET119では9,020件のメールアドレスに紐づく個人情報が漏えいした可能性があるという[s3]。決済情報はSpeeCAN RAIDENで取り扱っておらず、漏えいの対象ではないとしている[s3]。

影響は自治体の防災情報配信全般に及んだ。同社の防災情報配信サービスは9月末時点で875件の契約があった[s3]。総務省によると、14日午後5時時点で、都道府県6、市区町村104、一部事務組合1の計111団体からサービス停止や個人情報漏えいの報告が届いている[s3]。停止は防災メールにとどまらず、職員への一斉連絡やダムの放流通知の電話連絡にも及んだ[s3]。

岐阜県内について、読売新聞によれば、14〜15日に羽島、各務原、海津、美濃、多治見、中津川、瑞浪、恵那、土岐、高山、飛騨、下呂の各市、笠松町、養老町、大垣消防組合、不破消防組合、揖斐郡消防組合の少なくとも15消防本部と3市町が、個人情報が漏えいした可能性があると発表した[s5]。NET119の登録者数は、中津川市36人、多治見市34人、恵那市28人、土岐市30人などで、読売新聞は氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスなどが漏れた恐れがあると報じている[s5]。中日新聞によれば、西濃地方の各消防組合は新規登録を停止し、登録者にメールで注意を促した[s6]。羽島市と各務原市では、消防職員や消防団員らが使う災害情報のメール配信システムも運用を停止した[s6]。

対策として、アルカディアは第三者のセキュリティ専門機関に詳細調査を依頼するとした。あわせて、外部委託による脆弱性診断、データベースへのアクセス方法の見直しと2段階認証の導入、監視の強化、SOC導入の検討を挙げている[s3]。また、すべての顧客にログインパスワードを変更してから利用するよう求めた[s3]。

攻撃グループ

帰属の根拠と確度

この事案に結びついた攻撃グループの記録はありません。

手口と痕跡

委託先・SaaS 経由: 委託先やクラウドサービス側の侵害が利用企業に波及 · ATT&CK T1199, T1195

委託先やクラウドサービス側の侵害が、信頼された接続を通じて利用企業に及ぶ手口。攻撃者は防御の弱い委託先や、審査の甘い既存の接続を足掛かりにする。s1s2

兆候と見分け方

  • IPA は、利用中の外部サービスごとにログイン失敗の量や、ログイン元 IP アドレス・時間の平時との差を確認するよう勧めている s6
  • IPA は、作った覚えのないアカウントや、無効化したはずなのに有効化されているアカウントの有無を確認するよう求めている s6
  • 国家サイバー統括室は、不審な通信、大量のアクセス、大量データの取得の痕跡をアクセスログから点検するよう推奨している s1
  • IPA は、サービス提供者と利用者とでは見られるログが異なりうるため、誰がいつ確認できるかの整理を求めている s6

備えの要点

  • IPA は、自組織が使う外部サービス(クラウド、VPN など)を洗い出し、サービス単位のログとアカウントの異常を確認するよう求めている s6
  • IPA は、外部サービスの多要素認証・パスワード強化、アカウント付与範囲とアカウント棚卸の運用の見直しを勧めている s6
  • 国家サイバー統括室は、委託先の管理体制、再委託先を含む管理状況、監査結果を契約時だけでなく継続的に確認するよう求めている s1
  • 国家サイバー統括室は、契約で報告義務とログ管理の実施を定め、委託先へ渡す情報とアクセス権を必要最小限にし、業務終了後のデータ削除を徹底するよう求めている s1

この手口に共通する一般的な解説で、この事案の公表内容ではありません。出典番号(sN)は手口ページの出典一覧を指し、全文も同ページに。

AI関与の評価

昇格には出典が要る

AI関与: 未評価

公表文に AI への言及はなく、評価はまだ行っていません。

同じ組織・委託先・製品・業種・手口の記録

一覧で探す: 2026年の統計 · 公務(他に分類されるものを除く)の事案 · 岐阜県の事案 · 委託先・SaaS 経由の事案

出典

項目別の根拠引用(4)
  • disclosedAt: 「更新日:2026年10月15日」[s1]
  • counts[0]: 「個人情報の件数:登録36件」[s1]
  • dataTypes: 「氏名、ふりがな、住所、生年月日、メールアドレス、性別、電話番号、ファクス番号」[s1]
  • cause.initialAccess: 「業務を委託している株式会社アルカディアにおいて、第三者による不正アクセスが発生し」[s1]

この記録について

記録の作成
2026-10-20
更新
2026-10-21
出典の最終取得
2026-10-21
識別子
nakatsugawa-city-20261015
  • 2026-10-20更新: Claude Code(intake-review)が一次公表(sources の s1)から下書きを更新。公開の判断は人
  • 2026-10-21更新: 背景と関連情報を出典 4 件で追加(自動)

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