incidentlog.jp最終更新 2026-10-13
IncidentLogインシデントログ

2026-07-01 〜 継続中

2026年夏から秋に相次いだ国内Web侵害

AI関与: 第三者が示唆

2026 年 7 月以降、国内組織の Web システムへの不正アクセスと個人情報漏えいの公表が急増した。マクニカの集計では国内 Web 侵害の公表は 2024 年 62 件、2025 年 84 件に対し、2026 年は 10 月 6 日時点で 119 件、うち 7 月以降が 81 件。81 件の原因は、製品・CMS・プラグイン等の脆弱性 9 件、認証情報の悪用 4 件、設定・アクセス制御の不備 3 件で、65 件は説明不足で分類できない。JPCERT/CC は 10 月 8 日に攻撃類型をケース A〜D に整理して注意喚起を出し、国家サイバー統括室と金融庁は 10 月 9 日に対応を要請した。委託先 SaaS の侵害が複数の利用企業に波及する事案(コミューン「Commune」)も含む。

起点となった委託先
コミューン
事案数
2
初期侵入の判明率
100%(2/2)

事案

公表日順
2026-10-08ウイングアーク1stユーザー向け交流サイト「nest Portal」における個人情報漏えいの可能性不正アクセス委託先・SaaS 経由
2026-10-09コミューン「Commune」「Commune for Work」への不正アクセスによる会員情報の漏えい不正アクセスWeb アプリ・CMS・プラグインの脆弱性

公的機関の対応と時系列

  1. 2026-08-14JPCERT/CC が Metabase の SQL インジェクション(CVE-2026-72898)の注意喚起(JPCERT-AT-2026-0023)出典 s3
  2. 2026-10-07マクニカ セキュリティ研究センターが「相次ぐWEBシステムからの情報漏洩事案について」を公開(7 月以降 81 件の集計)出典 s1
  3. 2026-10-08JPCERT/CC が「直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起」(JPCERT-AT-2026-0030)を公開、10 月 9 日にケース D を追記出典 s2
  4. 2026-10-09国家サイバー統括室が「不正アクセスによる漏えい等の事案を踏まえた対応について」を公表出典 s4
  5. 2026-10-09金融庁が金融機関等にサイバーセキュリティ対策の点検と本人確認の確認徹底を要請出典 s5
  6. 2026-10-09コミューン株式会社が「Commune」「Commune for Work」への不正アクセスを公表(推計約 30.7 万人)出典 s6
  7. 2026-10-09金融庁: 現下の情勢を踏まえたサイバーセキュリティ対策の強化と各種取引申込等における対応について(注意喚起)
  8. 2026-08-14JPCERT/CC: MetabaseのSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2026-72898)に関する注意喚起
  9. 2026-10-08JPCERT/CC: 直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起(JPCERT-AT-2026-0030)
  10. 2026-10-09内閣官房国家サイバー統括室: 不正アクセスによる漏えい等の事案を踏まえた対応について(注意喚起)

AI関与の評価

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AI関与: 第三者が示唆

関与を示す根拠

  • — マクニカ(瀬治山)は「AIの活用を否定する方が難しい状況であると考えています」とし、不備や脆弱性の発見がマシンスピードに変わる懸念に触れた2026-10-07 · s1
  • — 国家サイバー統括室の対応文書は「AI の悪用を含むサイバー攻撃の手法が高度化・巧妙化する中」と述べる(一般論としての言及)2026-10-09 · s4

関与を否定する根拠

  • — マクニカ「一連の事案でAIが使われたと断定できるログや痕跡は確認されていません」2026-10-07 · s1
  • — マクニカ: AI によるゼロデイの発見・悪用は「現時点ではそのような状況は確認されていません」。実際は基礎的な不備と既知脆弱性の悪用2026-10-07 · s1
  • — JPCERT/CC の注意喚起(JPCERT-AT-2026-0030)本文に AI への言及なし2026-10-08 · s2

評価の履歴: 2026-10-13 third_party_suggested(専門家の見解は示唆にとどまり、断定できる痕跡は公表されていないため)

出典

更新 2026-10-12