incidentlog.jp最終更新 2026-10-13
IncidentLogインシデントログ

eclipse

eclipse

ランサムウェア運営活動中 2026-08-16〜
関連する可能性のある名称
EclipseSupport(ベンダー・報道)同一性は未確認
初出
2026-08-16
外部 ID
RansomLook eclipse

日本での活動

当サイトの事案と、リークサイトへの掲載
年掲載事案
202610

公的機関の情報

注意喚起、起訴・制裁・摘発

このグループを名指しした公的情報の記録はありません。

攻撃手法

当サイトの事案集計と ATT&CK

ATT&CK の手法は未登録です。

使用ツール

名称を開くと一覧の解説へ

Eclipse Ransomware (Windows locker, Rust)、Eclipse Ransomware (Linux/NAS/ESXi/Nutanix variants, C++)

ベンダー・研究者の分析

外部の記事。題名を開くと発行元へ

インフラ

所在は無効化表記。リンクにしない

RansomLook が観測した所在 3 件のうち、到達可のものと最終確認が 180 日以内のものを先に出します(到達可 1 件)。

連絡手段(RansomLook の記録。無効化表記): Tox: FDE578D55F8B692C4EB2CB5518C8B4FEE05F1620085F30302D782A2778FBEA12302B1B3EEAF5Session: 0501a73078e4aaca2663f38de0a2397c8e6d8189f30b42bbec7d4e894bd0377766

解説

正体と来歴

Eclipse は、EclipseSupport という別名の攻撃者が 2026年8月12日 にサイバー犯罪フォーラムで宣伝を始めた Ransomware-as-a-Service(RaaS)である。クロスプラットフォーム型の製品として売り込まれ、複雑な企業環境を狙えると謳っている [s7]。RaaS とは、開発・運営側が攻撃の実行者にランサムウェアやリークサイトなどの攻撃環境を提供し、見返りに身代金の一部を受け取る形態を指す [s2]。Eclipse の取り分は、最初の10件は 90/10、以降は 80/20 の収益配分で、参加費は 300ドル(初回の支払い後に返金)、最低ターゲット規模は 70,000ドルとされる [s7]。アフィリエイトには VirusTotal への検体提出が明示的に禁止されている [s7]。RansomLook は初出を 2026-08-16 と記録し、連絡手段として tox と session を挙げている。

手口

宣伝文によれば、Windows ドメイン環境、Linux サーバー、VMware ESXi、Microsoft Hyper-V、NAS、Nutanix 向けにペイロードを用意し、Veeam バックアップ基盤は無効化の対象になっている [s7]。Windows 版ロッカーは Rust、Linux・NAS・ESXi・Nutanix 版は C++ で開発されたと主張している [s7]。暗号化には ChaCha20 を使い、セッション鍵の保護に Kyber ベースの耐量子鍵交換を用いるとされる [s7]。Active Directory ドメイン内の自動横展開、エンドポイントセキュリティ製品の停止といった防御回避、暗号化前のデータベースサービス・バックアップエージェント・開いているファイルハンドルの終了、Veeam 基盤の無効化ルーチンも機能として挙げられている [s7]。アフィリエイト用の管理パネルでは、キャンペーンの細かな管理、被害者ごとに固有の暗号資産ウォレット(Bitcoin と Monero)、Tor ベースの交渉用アドレス、リークサイトへの直接掲載、身代金交渉用の LiveChat が提供されると説明されている [s7]。今後の追加モジュールとして、クラウド・テープバックアップを狙う自動化、データ窃取機能、FreeBSD/OpenBSD 対応が予告されている [s7]。

連絡手段とリークサイト

RansomLook が記録する連絡先ハンドルは、tox が FDE578D55F8B692C4EB2CB5518C8B4FEE05F1620085F30302D782A2778FBEA12302B1B3EEAF5、session が 0501a73078e4aaca2663f38de0a2397c8e6d8189f30b42bbec7d4e894bd0377766 である。リークサイトとして RansomLook が記録する所在は、eclipse4g5kxfwsvpu4qx5sdcnrji6gxl5gt67bucjlgt35g7akvjoid[.]onion(dls・停止中)、yecdjimqiaekprxza6wkqecma4bwt757qiyfjngsaxg7rkjv4xukpwad[.]onion(mirror)、rxgxga7ycwvxzriw3lkbc44egcbmlkgwlzl66c7va3gqmogsqpifnfyd[.]onion(mirror・停止中)の3件である。

標的と主な被害

宣伝文はエンタープライズやハイブリッドクラウド環境での被害最大化に焦点を当てており、バックアップと仮想化の層を狙う設計だと分析されている [s7]。Cypro は、バックアップと仮想化を使う英国の中小企業にとって、主張された機能は一般的なインフラ構成に関係すると述べている [s7]。確認された被害者の開示はなく、日本の組織名や被害時期を示す記述もない [s7]。

動向

2026年8月12日の初報の時点で、Eclipse は Ransomware[.]live や RansomLook などのリークサイト集計には載っておらず、主要なマルウェアリポジトリやセキュリティ勧告にも検体や技術的指標は見当たらなかったと Cypro は報じた [s7]。既知の攻撃者は EclipseSupport のみで、外部からの帰属付けや概念実証の検体も確認されていない [s7]。Cypro は、実被害の裏付けが乏しいため現時点では検証済みの脅威ではなく監視対象だと位置づけた [s7]。その一方で、RansomLook には 2026-08-16 の初出記録があり、dls と mirror の一部が停止中と記録されている。Cypro は対策として、バックアップリポジトリの不変性と分離、ESXi・Hyper-V の堅牢化とネットワーク分離、Active Directory と仮想化環境での不審な横展開と無許可のプロセス終了の監視を挙げている [s7]。

出典

更新 2026-10-13