benzona
benzona
- 初出
- 2025-11-26
- 外部 ID
- RansomLook benzona
日本での活動
当サイトの事案と、リークサイトへの掲載| 年 | 掲載 | 事案 |
|---|---|---|
| 2025 | 1 | 0 |
公的機関の情報
注意喚起、起訴・制裁・摘発このグループを名指しした公的情報の記録はありません。
攻撃手法
当サイトの事案集計と ATT&CKExecution2 手法
- T1059Command and Scripting Interpreter
- T1106Native API
Persistence1 手法
- T1543.003Create or Modify System Process: Windows Service
Privilege Escalation2 手法
- T1055Process Injection
- T1548Abuse Elevation Control Mechanism
Defense Evasion5 手法
- T1070.004Indicator Removal: File Deletion
- T1070.006Indicator Removal: Timestomp
- T1202Indirect Command Execution
- T1497Virtualization/Sandbox Evasion
- T1562.001Impair Defenses: Disable or Modify Tools
Discovery3 手法
- T1057Process Discovery
- T1082System Information Discovery
- T1518.001Software Discovery: Security Software Discovery
Collection1 手法
- T1560Archive Collected Data
Command and Control2 手法
- T1071Application Layer Protocol
- T1090Proxy
Impact3 手法
- T1485Data Destruction
- T1489Service Stop
- T1490Inhibit System Recovery
使用ツール
名称を開くと一覧の解説へBenzona、vssadmin.exe、wmic.exe
インフラ
所在は無効化表記。リンクにしないRansomLook が観測した所在 4 件のうち、到達可のものと最終確認が 180 日以内のものを先に出します(到達可 0 件)。
- ミラーbenzona6x5ggng3hx52h4mak5sgx5vukrdlrrd3of54g2uppqog2joyd[.]onionBenzona Ransomware到達不可確認 2026-06-17
- ミラーwor3mnvotoznof5puzoa35y4bwgtozqe3bae2rpkxmz5dai4xqbcbyad[.]onionDownloads到達不可確認 2026-04-17
ほか 2 件の過去の所在(到達不可、または最終確認が古い)
- リークサイトrwsu75mtgj5oiz3alkfpnxnopcbiqed6wllyoffpuruuu6my6imjzuqd[.]onionSupport Chat到達不可確認 2026-04-15
- ミラーcpjhb63lxycwbyus2n35ddyhdzxhf756l4rtwdttojzhzgppt3vpmsqd[.]onionDownloads到達不可確認 2026-01-10
解説
正体と来歴
Benzona は、ファイルを暗号化して拡張子「.benzona」を付けるランサムウェアで、CYFIRMA は地下フォーラムの監視中に発見した [s4]。PCRisk は VirusTotal への新規ファイル投稿を調べる中で見つけたと述べている [s6]。RansomLook の記録では初出は 2025-11-26 である。CYFIRMA は Benzona をダブルエクストーションのモデルで動くと評価し、RaaS に見られる挙動と似ていると位置づけた [s4]。ただし RaaS として運営されているかどうかを明言した記述はない。Cybergen は Benzona を、公開情報が限られるが脅威フィードやリークサイト、地下フォーラムに現れたグループの一覧に挙げ、こうした存在はリブランドや分派、短期的なキャンペーンであることが多いとも述べた [s5]。拠点国や運営者の素性を示す記述はない。
手口
暗号化されたファイルには「.benzona」の拡張子が付き、「RECOVERY_INFO.txt」という名の脅迫文が作られる。PCRisk の検証では、1[.]jpg が 1.jpg[.]benzona に、2[.]png が 2.png[.]benzona になった [s4][s6]。対象は Windows である [s4]。CYFIRMA は、vssadmin.exe や wmic.exe に関わる処理でボリューム シャドウ コピーを消し、システムの復元ポイントなどからの復旧を妨げると説明している [s4]。サンドボックスや仮想マシン、デバッグ環境かどうかを調べ、検知された場合は実行を止めるなど挙動を変えることで解析を難しくするとも指摘した [s4]。CYFIRMA が MITRE ATT&CK に対応づけた手法には、コマンドとスクリプトのインタプリタ(T1059)、Windows サービスの作成・変更(T1543.003)、プロセス インジェクション(T1055)、セキュリティ ツールの無効化(T1562.001)、システム復旧の阻害(T1490)などがある [s4]。使用ツールの個別名は出典にない。初期侵入の経路も、Benzona について具体的に述べた出典はない。一般的な配布経路として PCRisk は、メール添付、トレントサイト、悪意のある広告を挙げている [s6]。
脅迫文は、ファイルが暗号化され、データも持ち出されたと告げる。ファイル名の変更、復旧ツールの使用、法執行機関への連絡を禁じ、72 時間以内の連絡を求める。期限後はデータを売却または公開するとし、評判の毀損を避けたければ指示に従うよう迫る [s4][s6]。連絡は Tor ブラウザで接続するチャットで行い、被害者は固有の Chat ID を入力する [s4][s6]。
連絡手段とリークサイト
RansomLook の記録では、連絡手段は tox で、ハンドルは 7308E8CFE8AA18D718B5EF44C34A2E5E2C90B7FDB150FA2EC31E995F5F4B23044A98802A4DF0 である。別の連絡先として Twitter の @InfinityLeak も記録されている。リークサイトは、RansomLook によれば hxxp://rwsu75mtgj5oiz3alkfpnxnopcbiqed6wllyoffpuruuu6my6imjzuqd[.]onion(dls)で、いずれも停止中である。ミラーは次の 3 件で、これらも停止中である。hxxp://benzona6x5ggng3hx52h4mak5sgx5vukrdlrrd3of54g2uppqog2joyd[.]onion、hxxp://cpjhb63lxycwbyus2n35ddyhdzxhf756l4rtwdttojzhzgppt3vpmsqd[.]onion、hxxp://wor3mnvotoznof5puzoa35y4bwgtozqe3bae2rpkxmz5dai4xqbcbyad[.]onion。CYFIRMA によれば、リークサイトには被害組織の一覧とともに、持ち出したデータ量、身代金の要求額、公開予定日が表示される [s4]。
標的と主な被害
CYFIRMA は、Benzona の標的として特定の地域や業種を挙げていない。Windows が企業環境で広く使われているため、複数の業種に影響しうると指摘する [s4]。今後は多様な業種へ被害者の選定を広げる可能性があるとも見ている [s4]。日本の組織名や被害時期を示す記述は出典にない。参考として、警察庁は暗号化を伴わずデータを窃取して対価を要求する「ノーウェアランサム」の被害も確認されていると述べている [s2]。
動向
2025 年 12 月 5 日付の CYFIRMA の週次レポートで、今週のランサムウェアとして取り上げられた [s4]。RansomLook の記録では、リークサイトの本体とミラー 3 件はいずれも停止中である。摘発や逮捕、改名、提携に関する記述は出典にない。CYFIRMA は、Benzona のようなモデルを採る集団は、リークサイトの枠組みを強化し、データを軸にした恐喝をさらに進める可能性が高いと見ている [s4]。
出典
- s1
- s2
- s3
- s4
- s5
- s6
- s7
更新 2026-10-13